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普及記事|審判・知られざるソサイチの舞台裏(3/3)

2020.05.04
更新情報

= リスペクトの精神 =

日本ソサイチ連盟代表理事の馬場です。
前回につづき、「審判」について、お話ししたいと思います。

 

「サッカー競技の精神」

サッカーには、競技規則がなければならない。「美しいサッカー」の美しさにとって極めて重要な基盤は「公平・公正さ」である。
それは、競技の「精神」にとって不可欠で重要な要素であり、競技規則によって担保される。
最高の試合とは、競技者同士、審判、そして競技規則がリスペクトされ、審判がほとんど登場することのない試合である。

(中略)

競技規則の高潔性、また、競技規則を適用する審判は、常に守られ、リスペクトされなければならない。
試合において重要な立場である人、特に監督やチームのキャプテンは、審判と審判によって下された判定をリスペクトするという、競技に対する明確な責任を持っている。

サッカーの競技規則は、他のチームスポーツのものと比べると比較的単純である。
しかしながら、多くの状況において「主観的な」判断を必要とする。
審判は人間であるため(それゆえ、間違いも犯す)、必然的に幾つかの判定が論争や議論を引き起こすことになる。

ときに、議論はサッカーの楽しみや魅力の一部分となる。
しかし、判定が正しかろうと間違っていようと、競技の「精神」は、審判の判定が常にリスペクトされるべきものであることを求めている。

 

上記は、「サッカー競技規則2019/20」の冒頭に「サッカー競技の精神」として記された文章です。

この「サッカー」を「ソサイチ」と置き換えても、まったく同じと考えます。

 

「リスペクト」とは、「尊重する」とか「敬意を示す」と訳されますが、「大切に思う」と考えるとわかりやすいと思います。

選手、審判、チーム、運営スタッフなど、性格も、価値観も、考え方も異なる、すべての人々が互いにリスペクトしあうこと。
「同じ仲間」としてその多様性を理解し、大切に思うこと。そのことこそ、「ソサイチ」という競技をすばらしいものにすると思います。

 

2018年関東リーグで最優秀レフェリー賞を受賞された伊藤真樹さんは、

「審判だって人間なので、選手から挑発的な言葉で、理不尽な抗議をされれば、腹が立つこともある。
場合によっては、競技規則に則って注意や警告をしなければならない。
でも判定に対して選手たちがヒートアップするのも、抗議をするのも真剣に戦っていればこそ。
その反面、その情熱に応えられるようなクオリティの判定が出来ているだろうか?と常に自問自答しています。」とコメントされていました。

 

【前回記事】普及記事|審判・知られざるソサイチの舞台裏(1/3)

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