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普及記事|審判・知られざるソサイチの舞台裏(1/3)

2020.05.02
更新情報

日本ソサイチ連盟代表理事の馬場です。

今回は、「審判」について、お話ししたいと思います。

現在、日本ソサイチ連盟では35名の審判員の方が登録されています。普段、サッカーやフットサルの公式戦を担当されている方がほとんどで、地域リーグや都県リーグで活躍されている2級、3級審判員が中心となっています。

ソサイチのすばらしさをつくりだす主役はもちろん選手たちですが、レフェリング次第で感動的な試合になったり、逆に試合が台無しになってしまうこともあります。

例えば、試合中の審判の笛が増えて、プレーがブツ切りになったら、どうでしょう?
スピーディーで攻守の切り替えの早さが求められるソサイチの魅力は、たちまち半減してしまいます。

また、選手が相手チームの選手や審判への不満が高じてしまえば、プレーには集中できなくなり、荒れたゲームとなります。
報復行為や判定に対する抗議が増えれば増えるほど、ソサイチのすばらしさとは、ほど遠いゲームになってしまいます。

審判の役割とは、競技規則(ルール)通りに笛を吹くことだけだと思っている人が多いのではないでしょうか。

もちろんその通りですが、それではソサイチのすばらしさを引き出すことはできません。

選手たちの安全性を考慮しながら、また選手たちに集中した環境を整えて、最高のプレーをしてもらうためには、どうすればいいか?プレーを笛で寸断させないためには、審判は何をすべきか?

いわゆる「ゲームコントロール」と言われるこれらの点については、競技規則には一行も書かれていません。

例えば、ファウルを見落とさないように目を光らせるだけでなく、ファウルそのものを未然に防ぐことに配慮しながら、笛を吹くことも重要で、それには選手とのコミュニケーションが必要になってきます。

日本ソサイチ連盟としても、判定の正確さはもちろん、そうした選手とのコミュニケーションを審判の方々には求めています。

2019年関東リーグで最優秀レフェリー賞を受賞された伊東洋さんなどは、こうしたコミュニケーションを大切にされている方で、担当する試合はいつも見事にコントロールされています。また競技者の意図を読んだ判定を行うことで、はげしくてもフェアーなプレーを引き出すことが出来ており、見ていて面白い試合だなといつも感じます。

(つづく)

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