MENUCLOSE

INFORMATION
ニュース・トピックス

ホーム > ニュース・トピックス > 普及記事|ソサイチボールは どのようなものか?

普及記事|ソサイチボールは どのようなものか?

2020.04.22
更新情報

日本ソサイチ連盟代表理事の馬場です。

ここでは定期的に、ソサイチに関する歴史背景やちょっとした知識を共有していこうと思います。
興味のある方は、是非最後までお読みになってください。

まず初回記事として、ソサイチには専用のボールがあることをご存じでしょうか?

実はソサイチ専用ボールは、初めからは存在していませんでした。
私が、2000年頃からソサイチ大会を始めたときは、通常のサッカーボールで行っていました。

ただ、大きな問題が2つありました。
(1)飛び過ぎて、防球ネットを越える。
(2)跳ね過ぎて、ハイキックで相手プレーヤーに怪我をさせてしまう。

ーー
(1)飛び過ぎて、防球ネットを越える。
民間フットボール施設の防球ネットの高さは、約8mのところが多いです。それよりも高いところがあれば、低いところもあります。屋根や天井にネットがなければ、飛び越えてしまいます。
その先は、駐車場だったり、道路だったり、たまに線路だったりします。越えたら、大事故になりますよね。
飛ばないように、空気圧0.5くらい(サッカーの標準空気圧は0.8)に下げてました。
サッカープレーヤーから空気が入ってないよと言われるのは、仕方がないことでした。

(2)跳ね過ぎて、ハイキックで相手プレーヤーに怪我をさせてしまう。
ボールが跳ねるため、コントロールしようとするときに、誤って相手の腹部に足が入ってしまうことが、、、 痛々しいシーンです。
多くのプレーヤーがうずくまったり、怪我をしていたと思います。何とかして、バウンドを抑えたいと思っていました。

これらの問題から、ソサイチのピッチサイズ(50m×30m)に合ったボール規格が必要だと痛感しました。

サッカーは 105m×68mのピッチサイズだから、弾む飛ぶボールを使い、フットサルは 40m×20mのピッチサイズだから、弾まない小さめのボールで行う。
理に適っていると思いました。

いろいろ調べていく中で、ソサイチの本場ブラジルでは、やはりローバウンドボールを使っているとの情報を入手し、日本でも専用ボールの開発を行う決意をしました。

始めたのは、2007年くらいだったと思います。
小ロットボールから作れるメーカーに頼んでみたり、 それがうまく行かなかったり、試行錯誤を重ねました。

苦労をしながら、ようやく2013年だったと思います。 大手メーカーとの出会いがキッカケで、共同開発という形で制作依頼をし、数か月後にサンプルが出来上がりました。

こちらが、第1弾のサンプルボールです。
サッカーボール規格内の大きさ・重量で、弾まないボール、初回バウンド50cm以下、空気圧0.6対応。
まさにリクエスト通りのボールが出来上がりました。
翌年(2014年)のW杯ブラジル大会を意識して、ブラジルカラーのソサイチボールを作りました。

そして、2015年には、新たなデザインに!
このオレンジカラーのボールデザインには秘話がありまして、 ヨーロッパモデルのミカサ製品カタログから選び、日本にはないデザインにしてもらいました。

2017年には、日本初ソサイチ公式リーグの試合球になりました。

そして、現在に至り、ミカサ製品カタログにも掲載されるようになりました。
次の展開としては、新たにジュニア用(軽量4号球ローバウンド)や、シニア用・女子用の軽量球(390g)の試作開発を行っております。
どの世代でも、ソサイチが楽しめる環境づくりをこれからも行っていきます。お楽しみに!

最後に、

意外と知られていない ソサイチボール購入方法です。
・連盟ウェブショップ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回は、ソサイチコートの成り立ちをお話できればと思います。
それでは、よいソサイチライフを!

 

\まてる買いものは通販で/