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普及記事|審判・知られざるソサイチの舞台裏(2/3)

2020.05.03
更新情報

= 判定基準の一貫性 =

日本ソサイチ連盟代表理事の馬場です。

前回につづき、「審判」について、お話ししたいと思います。

現在のソサイチリーグ戦は、3人(主審、副審、記録)の審判で担当しています。ピッチ上には、主審(ベンチサイド)、副審(反対サイド)の2人が笛を吹いて判定をしますので、フットサルの審判法に近いと思います。

2人の審判は、基本的にボールを挟んだ対角線のポジショニングを取りながら、争点(ファウルの起こりそうな場所)を協力、連携して監視することになります。

 

この「2人の協力と連携」が必要不可欠で、また2人とも笛を持っていますので、最も難しい部分でもあります。

特に細かい判定基準が合わず、同じようなプレーに対して異なった判定が下されれば、選手たちは混乱し、プレーに集中できません。

 

競技規則では、「主審と副審の両者が違反に対して合図をし、その間に不一致があった場合、主審の判定が優先される。」とありますが、これはあくまでも揉めた時の最終結論であり、スピーディーな試合展開、スピーディーな判定が求められるソサイチでは、2人の息がぴったり合ってないと上手くいきません。

またソサイチの試合では、ファウル数が累積カウントされるので、一試合を通しての「判定基準の一貫性」が特に重要となります。

 

審判チームは、最初の判定でその試合の判定基準を示します。プレーをする選手たちは、この最初の判定を見て「今日の審判は、これくらいの強さの接触で笛を吹くんだな」ということを感じとります。

 

試合を見ていると、トップレベルの選手たちは、この辺の感覚が優れているので、上手に自分のプレーをチューニングしています。また逆にこのチューニングができない選手は、「今のファウルでしょ!」と終始文句を言っていますね。

 

「判定基準の一貫性」について、究極はシーズンを通じて、また地域をまたいで、審判チームが同じ判定基準を保つことも大切だと考えます。そのために、映像や研修を通じて色々な試合を共有するようにしています。

 

【前回記事】普及記事|審判・知られざるソサイチの舞台裏(1/3)

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